こんばんわ、よいのくちクラフトです
やっと公開できる?所までこぎつけました
ユーザー車検マニュアル(バイク) その2 当日編です
なるべく絵と図で説明するのが良いかなと思って、色々試してたら時間かかってしまった
車検場の検査機器の名前は、呼び名がないと説明しづらいので、ボクが適当につけました(途中で呼び名変わってたり)
正式なものではないです
ボクが今回DUCATI900ssでユーザー車検に行ったのは川崎の陸運支局ですが、説明で使うのは品川の東京運輸支局でやろうと思います(品川の方がきっと行く人多いし、ボクも行きやすいから)
前回の予約のところで書くべきでしたが、
継続車検はどの陸運支局でも受けられます
前回読んでない方はコチラからどうぞ
ユーザー車検に 必要書類の作成や予約の取り方について解説してます
ユーザー車検での失敗例とか対策まとめました
ユーザー車検あるある(失敗談とか)と対策 チェックリストを作りました
品川の東京陸運支局 構内
はこんな感じです(隣は鮫洲の運転免許試験場)
継続検査(車検)だけなら用があるのは黄色い建物だけだと思います
陸運局の出入り口は青い矢印のところです 海岸通りからの出入り口はそれぞれ一方通行になってます
バイク用の駐車スペースというのは特に指定はないですが、A棟の脇の赤丸の辺りがいつもバイクが置かれていますので、バイクを降りて移動するときはココに駐車するといいと思います
ボクは何か所かの陸運局に行ったことがありますが、バイク駐車スペースと明記されている場所はあまりないです
ただ習慣的にソコに停めるって場所はそれぞれの陸運局であるようです(下見の時に確認)
車検を受ける検査ラインの入口は赤い矢印の方向です
はっきり調べたことはないですが、陸運局自体は国土交通省ですが、いくつかの法人がはいっているので、それぞれに建物が割り当てられて、1棟ですべての手続きができない作りになっているのでしょうか?(とっても、めんどくさいです名変とか)
当日建物をまわる順番
書類の準備がまだの場合
予備検査場 早川自動車整備工場(ヘッドライトの光軸調整するなら)
↓
C棟 印紙販売窓口 用紙販売窓口 代書窓口(自賠責加入)
↓
A棟 ユーザー車検窓口 書類書いた後に行く ただ書き方わからないときはココで聞けば教えてもらえる
↓
検査ライン ここで車両の検査がされます
↓
A棟 継続車検窓口 最後にここで車検証とステッカーをもらって終わりです
書類ができている場合
は最初のC棟に行かずにそのままA棟のユーザー車検窓口に進んでください
予備検査場
先ずはここでヘッドライトの調整をしてもらった方がいいです
品川の陸運支局だと、海岸通りを挟んだ真向かいにある「早川自動車整備工場」が近いですね
他にも第一京浜の方にもあります
一灯式ヘッドライトで2000円くらい、二灯式ヘッドライトで3000円くらいで調整してもらえたと思います
で
ユーザー車検の検査当日に調整してもらいましょう
前もって下見の時に調整してもらうこともできますが、走行や、バイクカバーの脱着、転倒などでズレてしまうかもしれないですし、当日ココで調整してもらって、万一検査ラインで落とされてしまっても、当日中であれば再度調整してくれます(予備検査場によります。)
後付けのビキニカウルとか付いているなら外して行きましょう
ユーザー車検窓口
A棟にあります 「ユーザー車検窓口」とか書かれた看板があると思います
予約番号を聞かれるので、すぐに伝えられるように準備しておきましょう
書類に不備があればそこで教えてもらえるので、予約した時間より少し余裕をもっていった方がいいでしょう
問題なく予約確認が終了したら、次は検査ラインに進みます
検査ライン
はい、遂に検査ラインです
こんな感じで幾つかの検査コースがあります、品川の陸運局では2番の検査コースがオートバイの検査コースです
中は下のようになってます
入口はいって少し奥に「検査自動車停止位置」と張り紙が貼ってある看板があります
誰もいないのであればそこまで進んで検査員が来るのを待ちます
すでに先客がいる場合はその後ろに並びます
前に並んでいる車両から順に検査員が目視と打検ハンマーで検査をしていきます
その先の「排ガステスター」は検査に少し時間がかかるので、前が進まないまま、検査官は目視の検査を並んでいる順に進めていきます
この時に自信がないようなら検査官に「ユーザー車検はじめてなんです」と伝えましょう。大概検査官が一人ついてその後の検査を手伝ってくれます
目視の検査
同一性の確認と外観検査をします
同一性の確認とは書類と車体の情報が一致しているかの検査です
例えばエンジンを乗せ換えて、エンジン型式が車検証と車体で合わない場合はここではねられます(この場合は改造申請が必要)
そして、外観検査ですが
灯火類の検査
検査官がバイクの前にまわり
ヘッドライト上下
左右ウィンカー
ホーン
を作動させるように指示しますので、その通りに作動させます
正常に作動すれば検査官は後ろに回ります
そして
ウィンカー左右
前ブレーキ
後ろブレーキ
を作動させるように指示しますので、その通りに作動させます
もし不具合があった場合には、その部分を改善したうえでもう一度検査を受けなければいけません
が
ヘッドライトが点かないとか以外は、そのまま検査を進めます(ヘッドライトはのちに光軸検査ができないので、その先進めないかもしれません)
ほかの検査を終わらせてから、もう一度外観検査だけ行えばOKです
施錠装置
これは個人的にやったりやらなかったり?ただ基本的には検査します
ハンドルロックがついていれば、それで大丈夫です
もしハンドルロックが付いていない、もしくは壊れて使えない状態でも、ワイヤーロックを持参していけば通ります(施錠装置なので)
車体番号とエンジン番号と打検
これは検査官が勝手に見てくれます
打検ハンマーでボルトの頭を叩いて回ります(ネジの緩みを叩いた音で検査します)
走行距離の確認
検査票に書いた走行距離とオドメーターと確認します
車検証に走行距離が入るので、ここで確認されます
メーターを交換していて前回の車検と走行距離が合わない(前回車検より少ない走行距離)場合は、そのことを確認されます
寸法確認
社外のハンドルなどが付いていて車体の寸法(幅 高さ 長さ)が変わっていないか検査します
寸法の変更には幅があるのである程度は許容されます
許容範囲を超えた場合は「記載変更」という手続きが別途必要になります
騒音検査
排気装置が変更されていた場合に検査します
検査は検査官がほとんどやってくれます
年式によって許容される音量が変わります、それぞれに合った音量になっていない場合は検査通りません
後付けのバッフルはねじ止めの場合は基本NGです
溶接などで容易に外せないようになってなければいけません(空き缶突っ込むとかダメですよ)
最高出力回転数の半分の回転数で99デシベルor94デシベルです
これらが済んだら排気ガス中の有害物質の検査になります
排ガス検査
この検査も年式によって数値が変わりますし、検査の必要がないものも有ります(ボクの900ssはこの検査はしません)
検査官が指示してくれるので、コンソールボックスの指示されたボタンを押します(検査の必要がない場合は何も指示がないかも?しれないので、そのまま複合検査機の方に進んでいいと思います)
検査用のプローブをサイレンサーの出口から挿し込みます
表示機に表示されている通りにすすめます
「プローブをはずす」まで進んだら一番下のCO、HCの〇or✕が表示されていると思います
検査結果が表示されたらプローブを外して元に戻して、検査結果を検査票に印字します
矢印方向に印字機に挿し込みます
ここまで終わったら複合検査機に進みます
複合検査機
複合検査機では前後ブレーキ、スピードメーター、ヘッドライトの検査をします
まずはコンソールボックス(上段)でスピードメーターの出力が前輪or後輪とヘッドライトが二灯式の場合は二灯を選択します(デフォルトで前輪、一灯)
再検査の場合は下段の再検査ののところから、該当する検査を選択します
コンソールボックスの操作が終わったら、バイクにまたがって複合検査機に進みます
電光指示器に指示が表示されるので、その通りに進めていきます
フットスイッチというバー状のスイッチが三か所埋設されているので、足で踏んで操作します
ブレーキとスピードメーターのテスターは水色のローラーに前輪または後輪を載せて検査します
電光指示器の表示
スピードメーター前輪 ヘッドライト1灯式の場合
前輪をテスタにのせる(前輪をローラーにのせる)
↓
ギヤをニュートラルに入れる
↓
フットスイッチを踏んでください
↓
スピードメーター検査
↓
40km/hでスイッチをはなしてください
↓
スピードメーター 〇or✕(✕ならもう一回)
↓
そのまままつ
↓
前輪ブレーキ検査
↓
前輪ブレーキをはなす
↓
前後輪のブレーキをかける(ダメならもう一回)
↓
前に進んで後輪をテスタにのせる
↓
フットスイッチをふんでください
↓
後輪ブレーキをはなす
↓
前後輪のブレーキをかける(ダメならもう一回)
↓
ブレーキ 〇or✕
↓
停止線まで進む
↓
フットスイッチをふんでください
↓
ギヤをニュートラルにする
↓
ヘッドライトの検査
↓
ヘッドライトを上向きで点灯
↓
検査中
↓
ヘッドライト 〇or✕(✕ならもう一回)
↓
前に進んで記録する
以上のような感じで指示されますので、指示通りにすすめます
スピードメーターの検出が後輪なら前輪乗せたときはブレーキのテストだけで、後輪を載せたときにスピードメーターの検査をします
ヘッドライト二灯式の時は片方ずつ検査するので、片方を隠せるようにする目隠し?が複合テスタの横に置いてありますので、先に持っておきます(先にユーザー車検慣れてないと伝えればこの辺は検査官が手伝ってくれます)
車両が移動するごとにフットスイッチの操作を求められます
初めてユーザー車検に行ったときは、この「フットスイッチ」が何のことかわからずに、一生懸命フットブレーキを踏んでいたことは秘密
ヘッドライトテスターは、フットスイッチを踏むと前後輪が挟まれて固定されて、ヘッドライトテスターが右側からスライドして出てきます
検査が終わった時に、前後輪が解放されるので、その時に倒れないように気を付けましょう
検査が終わったら検査ラインの出口まで移動して、検査結果を印字機で印字します
最後に検査ラインにある「総合判定ボックス」で中にいる検査員にハンコをもらえば、検査は終了です
品川の陸運局では出口側の3コースと4コース(バイクは2コース)の間に「総合判定ボックス」があります
最後にもう一度A棟にもどり、継続車検窓口(たいがいユーザー車検の受け付け窓口の隣とかにあります)に車検証、検査票、重量税納付書、マークシート(自賠責保険証以外の書類)を提出して、新しい車検証と検査標章(ステッカー)を受け取ればユーザー車検の手続きは終了です
貰った新しい車検証と自賠責保険を車体にのせて、ステッカーを張りかえれば、また2年間はその車両に乗ってツーリングなどを楽しむことが出来ます
今回のユーザー車検かかった費用(バイク)
- 自賠責保険 ¥11520
- 重量税 ¥5000
- 手数料(印紙) ¥1700
- 予備検査(光軸)¥1800(領収書なくして正確な金額分からないけどコレ位です)
合計で(約)¥20020です
ボクのは車両が古いので重量税が一番高い額ですが、初度登録から13年以内なら¥3800 13年超18年以内なら¥4400ですから、もう少し安くなります
今回の予備検査場での領収書をなくしてしまって正確な金額が分からなくなってしまいましたが、地域によって¥1000~¥3000くらいの差があるようです
品川より川崎の方がちょっと安いですし
なるべく「まったく車検場にいったことのない人」にわかるように書いたつもりですが、たぶん足りなかったり、わかりづらい部分があるかもしれません
自分で気づいたり、指摘されたものは後々更新すると思います
全部読んだ方おつかれさまです、ユーザー車検頑張ってください
前回
バイクのユーザー車検が初めての方は必要書類の準備もかねて下見から行くのがいいで
すよ、書類の書き方や予約の取り方について解説してます
失敗例とか対策まとめました ユーザ車検チェックシート作りました
ランキングが上がると気持ちも上がります。ぽちっとよろしくお願いします
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