こんばんわ、よいのくちクラフトです
DUCATI900ssのユーザー車検に行ってきたので、その様子を詳細に報告しますね(今回はがっつりユーザー車検一色なので興味のない方はさらっとスルーしてください)
ユーザー車検は手間を惜しまなければ費用を押さえられるので(2万円前後)とっても魅力的ですが、初めてとなると何をどうしたらいいのか分からないですよね
経験者が一緒に行ってくれれば心強いですが、なかなかそうもいかないと思います
初めてユーザー車検に1人で行く人が困らないくらいにガンバって書いてみます
たぶん長くなるし、画像も多くなってしまうので今回は事前に準備しておく所までにしておきます
ユーザー車検の注意点
陸運局は元々は整備工場や行政書士などの相手しかしていないようなお役所です
最近はどのお役所も「お客さん」扱いでやさしくしてくれますが、それはこちらが「素人」だからです
変に慣れてる風の振る舞いをしたり、下手に作業着(メカニックスーツ的な)を着ていけば(最初の車検のボク)向こうはもう「お客さん」扱いではなく、「分っているプロ」として扱われます
そして相手も人間ですから横柄な態度の人にも親切にはしないですよね
こちらがユーザーで不慣れであることを伝えれば、大体どこの窓口でもやさしく対応してくれます
検査ラインで、ユーザー車検の人がポツンと放置され指示を待っている姿を見たことがあります
横柄な態度の人でした、ボクも話しかける気は起きなかったので、近くの職員にお願いしました「邪魔なんで先に進ませるかどかせてください」
基本、何も言わなくても相手が
「気を利かせて色々面倒見てくれる」とは思はないほうがいい
と思います(色々面倒見てくれることも多いですが)
検査ラインの入口で「ユーザー車検初めてです、どうすればいいですか?」と一言伝えれば、検査員が一人ついて最後まで親切に教えてくれたりします
実際そうするのが一番です、初めてだと絶対に検査機器の操作なんて分かるわけないです
変に遠慮して検査ラインを詰まらせるよりは絶対その方がいいです
何かわからないことが有れば建物の中の職員に聞けば大概おしえてくれます
基本その辺を歩いている人は仕事で陸運局に来ている整備工場の人たちです
やさしい人もいるでしょうが、必ずそうだとは言えません(荒っぽい人も多いです)ので、中の職員に聞いてください
準備その1 下見(可能な限り行くべき)
行ければ絶対行ったほうがいいです!
検査ラインと呼ばれる場所に「見学者通路」がありますので、
実際の検査の様子を見学することが出来ます
正直ボクは最初のユーザー車検は、ろくに準備もせずにほとんど何も知らずに行ったのでテンパってしまって、始終オタオタしていました
建物も窓口も沢山あるし何か所か巡る必要があるので、事前にそれらを把握しておくことが重要です!(当日全てをやろうとすると時間が結構かかる)
平日に、車検当日ともう一日休まなければいけないのは大変かも知れませんが、行った方がいいですよ
下見ついでに下記の必要書類を入手してくれば当日余裕が持てます(当日車検場で記入せずに済むし)
必要書類の準備 書き方
車検証
言うまでもなく必要です
後で書く書類に必要な情報は「走行距離」以外は全てこれに書いてあります
もし無くしてしまった場合は
「自動車検査証の再交付」がスタート地点になりますね チーン(-人-;)
自賠責保険証書
これは皆さん車検証と一緒に保管されてると思います
既にお持ちの自賠責保険は車検の期間ともう少し長く入っていると思います
これは大概のバイク屋さんでは初回に25ヶ月とか37ヶ月で加入してるので、車検の期限より1か月長く入っていることが多いと思います
車検を受ける際には「合格してからの車検の有効期限の全て」をカバーする自賠責保険に加入していないと車検を受けられません
ですので
新たな自賠責保険は
古い自賠責保険の満了日から24ヶ月加入する必要があります
(車検の有効期限中に自賠責保険に加入していない時がまったく無いようにしなければならないため)
*自賠責保険はお昼の12時に切れてしまうため、満了日と同じ日から新しい保険に加入する必要があります
で
新しい自賠責保険はどこで入るの?
陸運局にはいくつかの建物(A棟~D棟かな?)に沢山の窓口がありますが、そのうちの一つに書類を作成してくれる窓口があります(行政書士さんがいる)
大概はC棟が多い気がします(川崎、品川はC棟)
陸運(支)局やバイク屋さんで自賠責保険に加入する場合は車検の制度を理解しているので問題なくやってもらえるはずです(保険屋さんで頼むときは気を付けたほうがよいかも)
万が一、前回加入した自賠責保険の証書を無くしてしまった場合は諦めて、車検当日から24ヶ月もしくは25ヶ月で加入したほうが再発行より手っ取り早いです(本来持っていなければいけないモノですけど)
納税証明書
毎年5月に送られてきますよね
必要なのは車検用と書かれている部分だけです
コンビニで支払いをされる人が多いんじゃないかと思いますが、必ず領収日付印がおしてあることと、証明書の有効期限を確認してください
有効期限内のモノだけが有効です、それ以外は必要ありません!
振込やカード払いだと車検用の証明書がハガキで届くらしいです
もし無くしていしまった場合は
市区町村の役所の納税課or課税課あたりで再交付してくれます
自動車検査票
車検を受けに行く陸運(支)局に置いてあります
窓口カウンターにトレーに入って置いてあったりします
ユーザー車検の受付窓口に言えばくれると思います(たぶん何処もA棟の端の方)
赤〇の中を記入します
①継続車検に〇をつけます
②ナンバーと③原動機型式、④車体番号は車検証通りに記入します
⑤走行距離は下二桁はすでに00と入っているので、下二桁切り捨てた数字を書き込みます(12345kmなら123と記入)
⑥右上の「手数料納付書」の欄に1300円と400円の印紙を貼り付けます
印紙は印紙販売窓口があるので、そこで買います
同時に下の重量税納付書に貼り付けする印紙も購入します(年式により必要な印紙が異なります)
買う時に「オートバイの継続車検です」と言って車検証を見せれば向こうで必要な印紙を教えてくれると思います
ここでも不慣れなことを伝えれば、窓口で用紙に印紙を貼り付けてくれたりします(どの陸運局でもやってくれるは分りませんが)
そこまでしてくれなくても、どこにどの印紙を貼ればいいか教えてはくれます
印紙販売所のカウンターのそばに記入台があります、その記入台に水を含んだスポンジが置いてあるので、それを使って貼り付けます
⑦本人であれば本人に〇です 本人以外であれば代理に〇をして備考欄に住所と名前と連絡先の電話番号を記入します
⑧ココに車検証の使用者(所有者=使用者なら所有者)の住所と名前と連絡先の電話番号を記入します
重量税納付書
これも窓口のカウンターに置いてあるか、窓口で言えばくれます
①受験日の日付
②ナンバーを記入
③氏名、住所を記入
④2年にチェック 業務用(緑ナンバー)は1年ですがそんな人はこのブログは見ないでしょう
⑤自家用にチェック
⑥二輪の小型自動車にチェック
⑦重量税の金額は年式によって異なります 5000円 4600円 3800円の三種類があります 上で書いた印紙販売窓口で買う時に言えば車検証を見ていくらか教えてくれますのでその金額の印紙を買ってください
⑧に買った印紙を貼り付けます
印紙販売所のカウンターのそばに記入台があります、その記入台に水を含んだスポンジが置いてあるので、それを使って貼り付けます
OCRシート(専用3号様式)
これも窓口ですが、ダウンロードで入手も出来ます(窓口でもらうのがいいと思います)
↓こちらです
https://www.mlit.go.jp/common/001156162.pdf
用紙や印刷するサイズに指定が有ったりするので↓で確認してください
①~④は鉛筆で記入します
①4と記入します
②ナンバーを記入します ナンバーにアルファベットが入っている場合は下の棒を塗ります
③車体番号の下7桁を記入します アルファベットが入っている場合は下の棒を塗ります
④走行距離を記入します
走行距離は自動車検査票と同じく下二桁は切り捨てで記入してください(すでに下二桁は00と入ってますから)
⑤使用者の氏名と住所を記入してハンコを押してください
⑥本人であれば同上で大丈夫です
⑦ココにもナンバーを記入します
点検整備記録簿(メンテナンスノート)
新車(国産車)で購入した時に渡される「メンテナンスノート」で大丈夫です
中古車や外車でも↑の写真のようなものをくれる場合があります
もし事前に定期点検をバイク屋さんなどで受けたのであれば、その時にこの整備手帳(定期点検記録簿)を提出すれば記入してくれると思います
後から点検を行うのであれば「後整備」で車検を受けることが出来ます
本来どっちにしろ定期点検は受けなければいけません、法定点検ですから
先にショップにお願いするか自分で点検してからユーザー車検に持ち込むのがベストですね
もっていなければ用紙販売窓口で購入できます(たぶん印紙販売窓口の隣とかその辺)
バインダー
100均のとかで十分だと思います
書類ではないですけど、バインダーに書類を挟んでいくと現地で便利ですよ、おすすめです
検査予約 WEB予約の仕方
予約を取る前に
ユーザー車検に行くお勧めの時期がります
というかお勧めできない時期があります
それは月末
なぜなら混雑するから
混雑すれば当然中の職員は忙しくなります、忙しくなれば対応がいつもより丁寧ではなくなったり、十分に応対してくれないかもしれません(人間ですから仕方ないですね)
他に検査に来ている業者も殺気立っているかもしれません
なるべくなら忙しい時期は避けた方が良いと思います
特に避けるべきは決算が重なる3月 6月 9月 12月(中でも3月)
上にあげた月は月末でなくても混雑するらしいので、月末はなおさら避けるべきだと思います
WEB予約
車検を受ける日の予約をとります
下のリンクから予約システムに行けます
初めての人は新規アカウント登録から登録して予約に入ります
アカウント取得後ログインしたら左のメニューから検査の予約を選びます
最初は全部ブランクになってますが、一番上のプルダウンメニューから赤〇の部分を選んでいけば最終的に一番下の「次へ」が表示されます
ちなみに東京運輸支局は品川の陸運局です(なぜかココだけ)
受けたい日時を選択すれば次の画面に移行します
検査は1日に3回まで受けられます
つまり1回目で不具合があって合格できなくても、当日中にあと2回チャンスがあります
その際には予約時間は関係なく当日中となります
万が一最初の1回目で不合格になってしまって、修理には時間がかかる場合もかんがえられるので、なるべく早い時間に予約を入れて、1回目の受検をするのが良いと思います
アカウント登録されてれば
受験者名と電話番号はもう記入されていると思います
あとは車体番号を記入して遵守事項等に同意しますのチェックボックスをクリックすれば次へがクリックできるようになります
この後は入力確認の画面になりますので、問題なければ予約ボタンをクリックして完了です
最後の画面で予約番号がでますので、控えておきましょう
当日ユーザー車検の受付窓口で必要になります(下4ケタを聞かれると思います)
さらにアカウント作成時に登録したメールアドレスにメールが届きます
そのメールにも予約番号が記載されています
以上で車検の予約は完了です
以上が前日までに用意しておく事です
大事な事なのでもう一度
出来れば下見に行ってください
こういったユーザー車検の記事を読んで予習も大事だと思いますが、
百聞は一見にしかず
です
何より実際にその場に足をはこんで実際に見学して、当日の段取りを確認するのが一番です
ではまた
当日編はしばらく先になってしまうかも
検査ラインは撮影禁止という事ですので写真が撮れず、かといって文章だけではたぶん伝えられないので、可能な限り絵や図で説明したいと思っていますが。。。
絵心ないし、どうしよう?
ユーザー車検当日編はこちら
検査ラインを図解しています
ユーザー車検の失敗例と対策まとめました ユーザー車検チェックシートをつくりました
ランキングが上がると気持ちも上がります。ぽちっとよろしくお願いします
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