こんばんわ、よいっぱりです
前回のFI記事
今回はコレの続きです
前回の記事で「おもしろい」といってくださる方がいらっしゃったので、折れかけた心に添え木をして続きを書こうとおもいます(さらっと恩着せがましい 嘘です自分が書きたいだけです)
たぶん全然興味ないって人のほうが圧倒的大多数で、それでもがんばって読んでくれた人とか、取り合えずスターだけでも付けてくれるやさしい人(がいっぱいいる気がする)
ありがとうございます
このブログは半分以上あなたの優しさで出来ています
って前置き長い
これがフューエルインジェクションだ!!
いわゆる出落ち…
じゃなくて、ざっくり絵にしてみました
雑な絵で申し訳ない(反省はしていない)
そして、ジャンクボックスを漁って探し出したインジェクターです↓
中央の銀色の金属部分に小さい穴が円形に配置されてるの、分らないですよね?
かろうじて、なんかある?程度にはわかるでしょうか
細かい穴が12個円形にならんでます
ココからガソリンが吹き出します
探したらモノを見つけることが出来たので、写真とってみました
吐出量はどうやって決めんの?
ガソリンの量をどうやって計量しているかは、前回に書きましたけど
その量自体はどうやって決めてるのかって話ですよね
もっとも基本的なものは「アクセル開度」と「エンジンの回転数」で決まってます
3次元マップとか呼ばれるようなXYZ軸のまさに山を3Dで描いたような形になります
アクセル開度とエンジン回転数で、スロットルバルブを通過する空気の量をみて、さらにエンジン回転数によって燃焼室への新気の充填効率等を判断して云々とか
難しいのでパス
燃料吐出マップでググってね
気が向いたらそれっぽい画像つくって更新するかもしれません
それ以外に各種のセンサーによってこの基本マップ補正をかけていくような仕組みになっているようです
ちなみに基本の空燃比があったとして、それより薄い状態をリーン、濃い状態をリッチといいます
マフラーから黒煙はいてるオートバイとか車がいたら
訳知り顔で「ちょっとリッチなんじゃないの?」とかいってみましょう
ウザがられること間違いないですw
冷間時補正
エンジンが冷えている時にかかる補正です
水温計からの情報で、エンジンが一定の温度まで上昇するまで補正されます
相当ガソリンの量が増えるらしいです
というのは
ガソリンが燃焼するには気体になっていないといけないから
ガソリンはそもそも液体の状態でガソリンタンクの中にいます
ポンプで圧送されて、インジェクターにたどり着いた時点でもまだ液体ですね
そこでインジェクターから霧状に噴射される(霧化)わけですけど、
霧状はまだ液体です(ここ大事)
ココからさらに気体にならないと燃焼できないんです(気化)
水でもそうですけど、熱い方が気化が早いですよね、ガソリンも周りが熱くなっていないとなかなか気化できないんです
気化効率とかっていくんですけど、液体のガソリン100%がスパークプラグに点火されて、燃焼するまでにどれだけ気化できるか?って話で
冷間時ほど気化効率は落ちるのです(具体的な数字は資料が見つけられませんでした)
たとえば
エンジンが暖まった状態ではほぼ100%気化できているのに、エンジンが冷えている状態では60%までしか気化できないといった感じです
つまり
エンジンが暖まっている状態では100のガソリンを噴射して100気化して燃焼されますが
エンジンが冷えている時でも燃焼には気化したガソリンが100必要なので、気化効率60%なら100÷0.6=約166.7のガソリンを噴射しないといけない事になります
つまり補正で66.7のガソリンを通常より多く噴射しないといけない事になると
蛇足ですが
たとえばエンジン始動直後に勢いよく走りだす原付スクーターのお兄ちゃんとかよくいるじゃないですか?
アレをやると、冷間時補正で大量のガソリンを吹いてる上にさらに加速補正で上乗せされて通常の倍近いガソリンを噴射するって話をメーカーの人に聞いたことが有ります
1分でも30秒でもいいので暖気運転はした方がいいですよって言ってました
当然キャブレーターでも気化効率はいっしょなので、チョークが付いてますよね
加速補正
スロットルの操作もじわじわとゆっくり操作するときまあれば、がばっと大きく操作するときもありますよね?
じわじわの時もこの補正はかかるんでしょうけど、主にがばっと操作した時のほうが大きくこの補正がかかります
これもガソリンを通常よりも多くする補正が入ります
これもネットで探して簡単に見つかる資料はない感じっすね 目安になる具体的な数字が有れば説明しやすいのに
キャブでは加速ポンプのお仕事ですね
高地補正
まぁ高地補正とか書きましたが、気圧の変化に対応した補正ですね
バイクや車で2000mクラスの高地に上ったら、エンジンがかかりづらくなった
なんて経験のある人はいるんじゃないでしょうか?
単気筒や二気筒のエンジンのバイクで、キャブ車だったりすると下手すりゃエンジンかからなくなりますよね
基本的にはインジェクションでも低地で走ることを前提に燃料吐出マップを作ってあると思います
気圧の低い所というのはつまり
空気の密度が低い
ということが言えます
何度も出てくる空燃比ですが、これは空気とガソリンの重さの比率です
空気の密度が薄ければ、体積が同じでも重さは軽くなってしまいます
スロットルバルブで調整する空気の量は体積なので、同じスロットル開度では空気の量が少なくなってしまうんですね
結果空燃比がリッチ(ガソリンが濃い)状態になってしまうんですね
それを補正するために、これはガソリンの量を少なくする補正になります(リーン)
今日はとりあえずココまでです
自分であんまりよく分らない事は書かないようにしてるので、内容は薄っぺらいかもしれません?
あいまいな部分をネットで調べたりしてみましたが、この辺を詳しく解説してるサイトって意外とないもんですね
つづきはたぶんあると思います…たぶん
なにより自分の勉強になるし
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