Days of BIke and Leather craft ~バイクと革の日々~

ポンコツのバイクをいじったり、レザークラフトをしています

フューエルインジェクションてなに?キャブよりえらいの? その4

こんばんわ、よいっぱりです

 結構続きますねコレ

フューエルインジェクションてなに?キャブよりえらいの?

フューエルインジェクションてなに?キャブよりえらいの? その2

フューエルインジェクションってなに?キャブよりえらいの? その3

 

ではでは前回からの続きを

 

 

フューエルインジェクションの燃料噴射マップ(ぽいもの)を描いてみた

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X軸 スロットル開度

Y軸 エンジン回転数

Z軸 燃料噴射量(時間)

になります

あくまでそれっぽいモノですが、これでイメージしやすくなったんじゃないかと

前回の記事にある「低負荷マップ」ではX軸が「吸入負圧」にかわります

ただ、「低負荷」なので、たぶんスロットル低開度(せいぜい1/4  25%程度?)の時しかこっちのマップは使われないんじゃないかな

CX500ターボの場合ならX軸が「ブースト圧」で制御するマップがある、と

 

O2センサーの電圧変化はこんな感じ

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(アイドリング中)ずっとガソリンの量を増やしたり減らしたりを繰り返してます

 まぁこんなのを作ったので、前回の記事に上の2つの絵を加えてちょっと書き直しますね

(たぶんきっといずれは…)

キャブレーターだと

 こんな感じです
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水色がスロー系統の領域

緑色がニードル系統の領域

赤がメイン系統の領域

系統としてるのは、それぞれ複数の部品で空燃比を変えているから

スロー系統でいえばスロージェット、スローエアジェット、スロースクリュー(ミクニだとスローではなくパイロットと呼びます)って感じです

 これは全部書いてたらキリがないので、またいずれ(たぶんきっとやる?)

それぞれのセンサーの名前とお仕事

メーカーごとに色々な呼ばれかたをすると思いますにで、まぁ1例とおもってください

 

クランク角センサー(パルサーコイルorパルスジェネレーター)

 クランクポジションセンサーとも云うかな

分かりやすく単気筒エンジンで想像して欲しいんですけど、ようはクランクシャフトの位置を見て、ピストンがどの行程にいるかを知るためのセンサーです

ただ、このセンサーだけでは例えばピストンが上死点(一番上にあがった所)にあるとして、それが圧縮行程(燃焼し始め)なのかオーバーラップ時(排気行程の終わりから吸気行程のはじまりで両方のバルブが開いてるとき)なのか分からないです

下に出てくるカムポジションセンサーか吸気圧センサーを使ってどちらか見分けてます

その情報を元に燃料噴射タイミングとか点火タイミングを制御します

 

カムポジションセンサー

 カムは吸排気バルブを押し下げる部品で、エンジン回転数の1/2の回転数でまわります

これの回転位置が分かれば、どの気筒のどのバルブが何時押されるのか分かるというわけですね

最近のバイクには付いてないらしいです

2005年位のバイクはこれが付いてましたね

今は吸気圧センサー(MAPセンサー)で吸入負圧が発生した気筒が吸気行程にある事を検知しているようです

 

吸気空気圧センサー(MAPセンサー)

インテークマニホールドの吸入負圧をみてます

燃料噴射MAPの低負荷時にはコレの情報で噴射量を決めているようです

ホンダではないですけど、スロットル低開度の時はコレの情報で噴射量決めてるという情報がありました

MAPセンサーとも呼ばれます マニホールド アブソリュート プレッシャー(Manifold Absolute Pressure)の略です マニホールドの圧力を絶対圧(⇔相対圧)ではかっているセンサーです、という意味でしょう、きっと

スロットル開度が大きくなると、マニホールドの負圧が小さくなって(大気圧に近づいて行って)、スロットル開度に対して圧力変化が小さくなるので、燃料噴射MAPで使用されるのは低開度の時だけってことのようです

 

スロットルポジションセンサー(TPS)

 スロットルバルブがどれぐらい開いているかを見てます

全閉0%から全開100%で燃料噴射MAPに反映されます

気圧センサー

その場所の気圧をみてます

標高の高い場所に行けば空気の圧力がへって、体積が同じなら空気の重さが軽くなってしまうので、その分燃料噴射量も少なくしないといけません

その補正をするためのセンサーです

平地だって気圧は変化しますしね

 

気温センサー

 これも空気の状態を見るためのセンサーです

温度が上がれば密度は粗く、温度が下がれば密度は密になるので、温度に合わせて燃料の噴射量を調整します

水温センサー(空冷なら油温)

 エンジンの暖気の状態がわかります

エンジンの温度が低いとガソリンが気化しづらく、点火されるまでにガソリンが気化できないのでその分のガソリンを増量するような補正をするためにも使います

温度によって段階的に補正が入るようです

O2センサー(ラムダセンサー)

 アイドリング中の排気ガスの中の酸素の量をみて、ガソリンの噴射量を増減します

常にどちらかに振れつづけることで、ガソリンがちょうど燃えきるように調整してます

ギヤポジションセンサー

 何速にギヤが入っているのかをみてます

燃料の補正には関係あるのか無いのか分かりませんでした

転倒検知センサー

バイクが横倒しになったときに、即座にエンジンを停止してくれます

キャブレーターのバイクには付いてないです

キャブレーターのバイクは横倒しになると、キャブレーター内のガソリンが傾いてちゃんとエンジンに送られなくなるので、大概すぐにエンジンが止まります

フューエルインジェクションの場合はポンプがガソリンを送り続ける限りはエンジンが動き続けるので、安全のためについてます

最近Twitterでバイク横倒しのまま写真とってアップされてますけど、キャブのバイクはガソリン「だばー」ってなる事があるので、早めに起こしたほうがいいと思いますよ(キャブがオーバーフローしてしまうので)

エンジンの方に液体のガソリンが沢山ながれると、最悪ウォーターハンマーでエンジン壊れるしね

 

 

自宅で使ってるノートPCが1台お亡くなりになってしまったので、ブログの更新滞ってますが、まだ失踪してないっすよ

 

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