Days of BIke and Leather craft ~バイクと革の日々~

ポンコツのバイクをいじったり、レザークラフトをしています

キャブはいいぞ! FCRは最高だぞ!

こんばんわ、よいのくちクラフトです

前にFIについて色々語ってみたりしたんで、今度はキャブの事も書いてみようかな?などと思ています

 

インジェクション(FI)も面白いぞ!

www.early-night.com

 

とりだしたのはケイヒンのFCR39Φ
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そう!myバイク 900SSのキャブでございます

キャブについて色々語るにあたって、まずはこのFCRをベースに話を進めようかと思っています

レース用キャブレーターであるFCRについて、もしかすると誤解されている部分があるんではないかと思い、今回はそれについて少し、

といいますか、がっつり

FCRの紹介をしていきたいと思います

 

 

レース用キャブレーターといえばケイヒンFCRかミクニTMR

ですよね?

まぁデロルトとかソレックスとかウェーバーとかいう変態さんがいるかもしれませんが

レース用キャブレーターのイメージ

実際これらをつけたバイクに乗ったことのない人のイメージってどんなもんでしょうか?

レース用と聞くとやはり

  • 耐久性がないんじゃない?
  • 扱いにくいんじゃない?
  • しょっちゅうセッティングしないと走れないんじゃない?
  • 素人には持て余してしまうんじゃない?

そんなイメージを持っている人が多いんじゃないかと思います

でも

実際は上にあげたようなことはほとんどありません

それには自分がFCRに変えた経緯からお話したいと思います

ボクがFCRをつけた経緯

ボクが乗ってる900SSというバイクはイタリアはDUCATI社のオートバイなんですが、ボクのバイクの年式くらいの頃はDUCATI JAPANなるものは未だ存在してませんでした

当然バイクに関しても日本仕様のものなどなく、他の仕向け地使用のモデルを輸入してきたものです(たぶん北米とかが多いんじゃないでしょうか?)

当然ですが、それらのバイクの燃調はそれぞれの仕向け地に向けたものになっているので日本の気候にはあっていません

まぁ90年代くらいの外車なら珍しい話ではないんですけどね

ただ

まったく走れないほどでもないんですよ

なので、ほとんどの場合はスロースクリューちょこっと調整してそのままオーナーに納車されていくわけです

正直その状態では、

「走れたものではありません」

特に調子のいい状態をしってしまった後は

動くよ⁉ 

でも

すっげ~乗りづらいんですよ!調子悪くて

ただ、オーナーさんはそれがDUCATIのバイクだと思ってしまっていたケースの沢山あったんじゃないかな?と思います(気の毒に…)

ならば、

ちゃんとセッティングすればいいじゃない!

って思いますよね

でも

ノーマルのキャブレーターではセッティングしきれないんですよ

ノーマルのキャブレーターで変えられるのってスロージェットとメインジェットとニードルの段数くらいなんですけど、それだけではセッティング出せない領域がでてしまうんですよ

それが

スロットル開度1/4から1/2

大概のバイクは多少調子が悪くてもぶん回せば走れちゃうんですよね

でも、900ccのⅤ(L)ツインですよ⁉ぶん回せばどうなるかは想像できますよね

重要なのは低中回転での扱いやすさなんですよ

とくに街乗りやツーリングで多用する1/4から1/2が調子悪いとか

ホント最悪です

そしてノーマルではココがどうしてもセッティングしきれないんです

だから

レース用キャブレーターです

それでボクはFCRにかえた訳です(このバイクの事最初から知ってたので、買った時点でFCRに変えるのは織り込みずみでした)

 

レース用キャブレーター(FCR TMR)はセッティングできる箇所が豊富

といいますか

基本的にレース用キャブレーターというのは汎用なんです

もちろん車種別でキット化されていますが、おおもとのボディーは口径が色々用意されているだけで、どれも(基本)同じものを使ってます

汎用のものをそれぞれの車種の個体差やチューニングレベルにまで合わせられるからこそのレース用なんです

つまり

基本的にすべての領域(スロットル開度とか回転数とか)における燃調を調整できるんです!(大げさですけどキャブとしてはそういっていいと思います)

おおもとが汎用品であるコレが実は最大のメリットではないかとストリートにおいては思います(レースならまた別なんでしょうけども)

他にもレスポンスがいいとか、吸気抵抗が少ないとかアイドリングでカチカチ言わしたいとか、スロットル開けたときのキーンっておとがたまんないとか

色々ありますけどね

実は扱いやすいFCR(TMR)

上で書いたこれら

  • 耐久性がないんじゃない?
  • 扱いにくいんじゃない?
  • しょっちゅうセッティングしないと走れないんじゃない?
  • 素人には持て余してしまうんじゃない?

まずは

耐久性がないんじゃない?

ノーマル以上にもつ という事はさすがにないですが、とくに耐久性がない という事もないですよ

FCRに関しては直キャブで使うとキャブレーターのボディの摩耗が進むのが早いですが、それにしたってエアボックス残すか、フィルターつけるとかで対策できます

しいて言えば浮動バルブが減りますが、そこだけで補修部品がありますし

実際ノーマルキャブも意外と消耗しますので、比べて悪いというほどではないと思います

扱いにくいんじゃない?

上で書いた通り場合によってはノーマルより扱いやすいです

きちんと最初にセッティングすればまったくもって扱いにくいなんてことはありません

確かにノーマルよりもレスポンスがよくなるので、ラフに扱うとギクシャクするかもしれないけど、正直今のインジェクションのスーパースポーツに比べれば同じくらいじゃないでしょうかね(’09のR1のスタンダードモードとかストリートでは超乗りづらいし)

逆にマフラー替えてたりすると、ノーマルではセッティング出し切れないので、扱いやすくなる事のほうが多いかもね

しょっちゅうセッティングしないと走れないんじゃない?

コレも実はそんなことないです

実際ボクは年間通して同じセッティングで走ってます

もちろん気温や気圧に合わせたセッティングをするのがベストですけど、ある程度大まかなセッティングでもほとんど問題ないですよ

春か秋にセッティング出しとけば通年使えます

素人には持て余しちゃうんじゃない?

一番のハードルは最初のセッティングだと思います

そこから自分でやるとなると少しハードルは高くなります

排気量がでかくなると特にですね

ショップに任せるのも手だと思います

上で書いた通り、いったんセッティングが出れば頻繁に調整する必要はないので最初だけお金かけてお店に任せちゃってもいいんじゃないでしょうか

基本のセッティングさえできてれば、あとの細かい調整はさほど大変なものでもないですしね

 

以上今回はFCRに関してでした

 

ココからは自分のFCRの状況です

 

写真の通りまぁ汚い

もうアルミの錆で粉吹いてるし、鉄にメッキの部分も見る影もない感じ

なので、まずはこれらを磨いてもう少し見栄えがよくしたい

本体のほとんどの部分はアルミの鋳造で、特に表面処理はされてません

なので、真鍮のブラシを使って錆をゴシゴシこすって落とします(ウエットブラスト?なにそれ?)

錆びを落としたものが左側です(スロットるバルブの上のフタです)

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 錆びてた部分がシミのように見えるんですが、キレイになります

ただ、

全部やるとなると気が遠くなりそうですね

 

 

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