こんばんわ、よいっぱりです
最近休日をついついダラダラと特に何もすることなくすごしているので、ブログのネタがない!
バイクに乗ろうと思っても、午前に用事が入ってしまったり、雨が降ったり
なので、ちょっと革のことでも書いてみようかと思いまして
まぁレザークラフト自分でしてたり、革製品がもともと大好きだって人には「何をいまさら」って話かも
でも、ボクのブログを読んでくれる全員がレザー大好きとは限らないですからね
むしろ知らない人にほど知ってもらいたいし
ただし、ボクの知識自体がそうとう浅いのでさらっと行きますよ
いつ皮は革になる
革って生き物の表皮だったものじゃないですか
生き物の表皮のうちは皮ですね、これが防腐処理などの製品を作るために適した状態にしてはじめて革になる訳です(その状態でも「皮」と表記することはよくありますが)
その処理を「なめす」といいます
鞣し(なめし)って?
最終的にいろいろな製品に加工される革ですから、それぞれの製品にあった状態に処理される最初の工程を「なめし」といいます、目的は防腐ですね
革を柔らかくしたり、蝋をしみこませる工程を鞣しと思ってる人が多いようですね
ボクの周りでは、鞣しといって思い浮かぶのは、作業台の上でブラシでこすって革に蝋をしみこませる作業を思い起こす人が多いようでしたね(それは鞣し後にする加工です)
実際は、液体にどぶ漬けしたり、液体の入ったでっかいドラムで回したりするようですよ
鞣しには幾つか種類がありますが大きく二つに分けるれば
クロム鞣しとタンニン鞣しの2種類です
まぁザックリいえば鞣しに使う材料のちがいです
別にどっちが良い悪いの話ではないです、それぞれに良さがあります
ただ単にエイジングといえばクロムだろうがタンニンだろうがするって事になりますが、よりダイナミックに変化するのはタンニン鞣しです
エイジングってなに?
単語のいみとしては年を重ねるって事ですね
革製品においても経年による変化をさします
経年劣化というとちょっと違うと思います(必ずしも革の状態が悪くなっていく訳ではないので)
言い方をかえればあじわいでしょうか
ボクが初めてそういう革製品を買ったのはデグナーのライダースウォレットでした
はじめは艶の無いオフホワイトの革が徐々に艶がでて、濃い茶色に変わっていきます
それもポケットのなかで強く当たる部分とか、カードが入ってる部分はより濃い色になったり
5年使って縫い目がほつれてしまいましたが、それを自分で補修したのがレザークラフトの始まりでした
ってのは今はどうでもいい話で、こういう変化をエイジングと呼びます
タンロー(無染色のオフホワイトの革)の革が使っているとなる透明感のある濃い茶色は飴色とよくいわれますね
強く当たる部分が他より変化することをアタリがつくとかいったりします
こういう変化をボロくなるとか小汚なくなると感じる人には向かないかも知れません
茶色く変色するから汚く見えない?
少なからずそう感じる人もいますよね
(別に汚れて色が変わるわけじゃないんですが)
逆にいえばそれこそが味わいなんですけどね
それを味わいと感じられないと全く理解できないと思います
人によって同じ財布を使っても同じようには変化しないもので、たった一つの自分の革製品を育てていくのは楽しいものです
ボクも家族に「ただ古くさくボロくなってくのに良さなんかわからない」ていう様なことを言われてましたね
でもボクがレザークラフトして色々な革を見せたり触ってもらったりしてる内に興味が出たらしく、ボクが作った財布やらキーケースやらを大事に使ってくれてます
たまに見せてもらいますけど、いい感じにエイジングしてますね
まとめ
つまりアンティーク家具やおもちゃに感じるような味わい=エイジングですね
革の財布なんかは普通に5年やそこらは壊れないで使い続けられます、大事に使えばもっともちますし修理すれば更に長く使うことができます
その長い期間で育てられた味わいこそが革製品の魅力だと思います
それは元となった革によっても変わりますし、使い方によっても変わります
ジーンズのポケットに入れて使えばジーンズの色が移ったりもしますしね
長く使うことで愛着も持てますし、革っていいものですよ
下の写真の財布は両方とも同じ革です
左は2月に完成して4か月使い続けた財布
右は未使用の財布です
実際の色味に近くなるように明るさをいじってみました
まだ4か月ですがどうでしょ?
小汚いですか?
味がありますか?
下の試作は中のパーツは適当な端切れで作ってるので、使い勝手を見たら処分するつもりだったんですけど
なんか使ってるうちに愛着がわいてしまった。。。
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