こんばんわ、いまだにキャブセッティングで消耗しているよいのくちクラフトです
先日、ぼっちバイカーさんのこの記事
いやいやキャブだっていいんだぞ
まぁ今後消えゆくのは間違いないんでしょうけど、2ストもキャブも
だがまだだ!まだ終わらんよ!
って事で、キャブの良さを語る前に
まずはFIってなに?っていうのを考えてみようかと
敵を知り己を知れば百戦危うからず とむかしの中国のえらい人もいっているしね
今どきのオートバイって、原チャリからリッターオーバーの大型バイクまで皆フューエルインジェクション(FI)じゃないですか
まぁボクが持ってる中ではPCX125のみですけど
別に仕組みなんて知らなかった所で動かせない訳じゃないし、仮にエラーのランプが点いたところで何をどうできるってモノでもないと思うんですけど
まぁ知ってれば役に立つかも知れないじゃないですか~
で
まぁ大まかに知って(るつもりで)はいても、他人に説明しようとすると思ったより自分で理解できてないのが分かっちゃったりするんですよね
なので、実は説明する事で自分の理解を深めようという目論見ですハイ
フューエルインジェクションてなに?
単純に訳せば燃料噴射(装置)ですね
より正確にはここでいうFIは
EFI=電子制御燃料噴射装置になります(機械式ってあるのかな?)
それだともうこの話終わりなんで、フューエルインジェクション(以下FI)を含めたエンジンマネジメントシステム全体の中の主に燃料の部分
ってことで進めてきます
じゃ~エンジンマネジメントシステムってなに?
それはエンジンをマネジメントするシステムですよ(まんま)
漢字にすると内燃機制御装置みたいな感じでしょうか?
エンジンが動くためには必要な要素が3つあるといわれています
- 良い混合気
- 良い点火
- 良い圧縮
このうち良い混合気と良い点火を制御しているのがエンジンマネジメントシステムです
ちょい基本に戻ってエンジンとは何ぞや?
燃料を燃焼させた熱エネルギーから運動エネルギーを取り出す装置
って事になると思うんですけど
その燃焼をコントロールするのがエンジンマネジメントシステムって事になります
発電機とは違って自動車のエンジンは回転数を変化することで走行スピードなどをコントロールしなければいけません
人間がスロットルを操作するとエンジンの回転数が変わる
その制御をしてるのがエンジンマネジメントシステムのお仕事ってことですね
そんなん言われなくても知ってるわ!
って話ですね、でも一応(自分が)整理するために言葉にしておきます
単にエンジンマネジメントシステムっていえばキャブレーターでもいいわけですよね
エンジン回転てどうやって変えてるの?
ココから始めるの?ええココからですよ
先ずはおさらいと思ってちょっと付き合ってください
人間が操作するとそれに合わせてエンジン回転数が上下しなければいけませんね
今はフライバイワイヤなんて技術もあるのですが、それは後回しにします
ファーストアイドルとか三次元マップとかも全部あとでやります(やるとはいっていない)
でスロットルの操作というのは具体的になに
エンジンに送る空気の量を調整することです
これはキャブレーターでも今最新のフライ(ライド)バイワイヤーって技術でもいっしょです
スロットル開けて空気の量を増やせばエンジン回転は上がって
スロットルを閉じて空気の量を減らせばエンジン回転はさがる
ってことですね
でも空気だけじゃ仕事が出来ないんだぜ!
燃料(ガソリン)の登場です
ガソリンと空気が混ざって混合気という状態になって初めてエンジンがお仕事してくれます
大事なのは空燃比ってヤツ
空燃比ってのは空気とガソリンの比率です
理論空燃比とかってのがあって、もっとも燃え残りなくキレイに燃焼するのがコレと思って下さい だいたいガソリン1を燃やし切るのに必要な空気の量が14.7と言われてます
A/Fセンサー(空燃比計)ってのを付けると自分のバイクの空燃比を見ることができますよ(FIの高級なバイクにはコレが付いてたりするメーターはなくても)
暖気がすんだオートバイのアイドリングの空燃比はだいたい理論空燃比に近い空燃比だと思ってもらっていいと思います
それに対して加速空燃比とかってのもあります
理論空燃比よりだいぶガソリンの量が多くなります(空気が少なくなります、状況によりますが9~10:1くらいまで濃くなる事もあります)
で?エンジンマネジメントシステムってなんなのさ?
それら空燃比を色々な状況で最適な状態にしようとしているものです(点火系は今は忘れましょう)
いろいろな状況というのは、例えば加速している時(スロットル操作に対して)や気温とか気圧(空気の状態に対して)とかギヤ何速か(エンジン負荷)とかですね
FIとキャブは何がちがうの?
ふ~やっとここまで来た
ざっくり言っちまえばガソリンの量のはかり方です
なんかキャブってジェットってヤツかえるんでしょ?
そです
そのジェットってのがいくつか入っていて、そこにちっさい穴が開いてて、その穴をガソリンが通ることで量を決めてます
ようは通れる分のガソリンだけエンジンに送られるのです
ジェットには
- メインジェット、メインエアジェット
- ニードルジェット、ジェットニードル(対で仕事します)
- スロージェット、スローエアジェット
などがいます
基本的にはアクセル開度全開を100%全閉を0%とすると
70~100がメインジェットでガソリンを計量
20~80がニードルジェットとジェットニードルの隙間で計量
0~30がスロージェットで計量
みたいなイメージです(イメージですから) それぞれちょっとずつ仕事する場所がかぶります
あくまで穴の大きさだけで量を調整するので、気温とか気圧(山に登ったり)の変化には対応できませんし、(変速)ギヤにも対応しないし、排気ガスからのフィードバックもありません
レース用のキャブレーターならかなり細かい調整が可能ですけど、ちょっとめんどいし、エンジンベンチテストとかシャシーダイナモとか使わないと完璧にあわせるのは相当難しい(一応不可能とは言わない)
FIは?
インジェクターっていう電磁石で動かす霧吹きで、エンジンにガソリンを噴射します
量の調整は?
噴射時間で量を調整してます
何もしなければインジェクターのガソリン噴射口は閉じていますが
インジェクターの中の電磁石に電気が通ると電磁石が動いて、ガソリンの噴射口を開きます
ガソリンタンクからインジェクターには燃料ポンプを使って送ってますが、その時に燃料ポンプから圧力がかかります
なのでインジェクターの噴射口が開くと圧力をかけられたガソリンが吹き出すんですね
この噴射口を開く時間で、エンジンに送るガソリンの量を調節しています
単位は「ミリセカンド(ms)」です
1msは1/1000秒です
吸気行程に入るころに2.5ms燃料を噴射する
といった感じですね
なんか書き始めちゃってからアレなんですけど、すでに3000文字
コレめちゃくちゃ長くない?めっちゃめんどくない?
何でこうなった?
いや、自分の理解は深まってるよマジで
ただ需要あるのかなぁ?とか
ちょっと先が見えないので数回に分けるか?どうしよう(つづけるか?)
中途半端だけど
とりあえず今日はココまでで
続きあるのかな~
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