Days of BIke and Leather craft ~バイクと革の日々~

ポンコツのバイクをいじったり、レザークラフトをしています

YSR50のレストア記録 クランクシャフトのオイルシール(クラッチ側)

毎度、よいっぱりです

気になっていたクランクシャフトのクラッチ側のオイルシールがどうなってんのか?見てみました

まずはオイルポンプを外します

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オイルタンクからのゴムホースもポンプからキャブへのホースもカッチカチに硬化してます

経年劣化おそるべし(ホントこれな!)

 

赤い矢印が目指すクランクシャフトです

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このギヤがプライマリギヤで奥にあるのが、お目当てのオイルシールです(赤矢印)

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ココで見る限りでは特に問題は無さそうです

YSRの場合このオイルシールが一次圧縮で押されて手前側に抜けてしまう事があるらしい(てかホントによくあるらしい)

この写真ではわかりませんが、クランクケースの端面からほんの少し斜めにはみ出てます

この段階では「交換しなくても大丈夫そうかな~、でもここまで外したし変えちゃうか」とか思ってました

この辺で雨に降られます…マジか(-_-;)

慌てて避難して1時間ほど経過、雨が上がって再開です

反対側のフライホイールを回らないようにSSTで抑えてプライマリーギヤのナットを外して、プライマリーギヤを引っ張れば外れます
f:id:yotakass:20170307195855j:image↑よく見ると地面が濡れてるでしょ

 


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外れました

こっち側は特に問題なさげなんですけどね

 

裏っかえしてみると
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赤丸の所は完全にリップが欠けてなくなってます(リップを抑えるスプリングが見えてるのわかります?)

青丸の所もかなり荒れてしまっています

そう

このオイルシールは二つのメインリップが背中合わせについてるシールなんですけど

クランクケースの外側はまだゴムの柔軟性がのこっているんですが、内側のリップはゴムが硬化してカッチカチになってます

NBR(ニトリルゴム)はエンジンオイルには強いんですけど燃料油への耐性はそこまでではないんですよね
なので、燃料に触れる内側のリップは劣化が進んでボロボロになってしまったんでしょう

外しといてよかったね!

ちなみにフッ素系のオイルシールは燃料油にも強い…だがこのサイズは無いorz

まぁNBRだって数年で問題が起きるようなことはないんでしょうけど

 

↓は外した部品たち
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組む前に洗浄しましょう

たぶん来週にはこの辺を組み上げていく予定です

やっと来週YSRちゃんのエンジン音が聞けそうです

そして今週も900SSの放置プレイは継続中

 

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