Days of BIke and Leather craft ~バイクと革の日々~

ポンコツのバイクをいじったり、レザークラフトをしています

もし「お勧めのヘルメットは?」ときかれたら「アライ(か、ショウエイ)」って答えればいいと思う

こんばんわ、よいのくちクラフトです

すでにバイクに乗ってるライダーの皆さまはおそらく、自分の気に入っている思い思いのヘルメットを愛用してますよね

フルフェイス、ジェット、オフ用、オワン、チャリンコ用等々

 

別に好きなのをかぶればいいと思います

 

メーカーも様々ありますよね

アライ、ショウエイ、OGK、シンプソン、agv等々

 

そんな中で、もしこれからバイクに乗ろうか?って人に

「ヘルメットって何を買ったらいい?」

って聞かれたら

「アライのヘルメットにしたらいいよ」

って答えてあげたらいいと思います 

 

 

なぜアライ(もしくはショウエイ)?

それはアライのヘルメットが素晴らしいから

だと何の説明にもならないので

ザックリ言えば

帽体(プラスチックの硬い部分)がFRPで出来ているから

っていうのが大きいですね

帽体の素材でよく使われるのはFRPとABS樹脂

FRPの方がより硬く強度がありますが、値段が高くなります

FRP製の帽体を作っているメーカーは他にもありますが、それでもアライを推したい!

15年前にアライの工場見学に行った

 たぶん大体15年前くらい

とあるツテでアライヘルメットの工場に見学に行くことが出来たんです

そこで見たのはビックリするくらい手作業で作られるヘルメットの製造工程

かなり手作業で作られるアライのヘルメット

なんだかヘルメット工場ってベルトコンベアーの上でこっちからヘルメットの材料が流れてきて、あっちから製品が出てくる

みたいのを想像しませんか?

確かにある程度自動化さてた工程もありますが、かなりの部分を職人の手作業で作っていました

なぜに手作業なのか

もうかなり昔の話なので、そのあたりのお話を聞いたかもしれませんが

残念ながら覚えてません。。。_| ̄|○

ただ、帽体(ヘルメットの外側の硬いとこ)がFRP製であるというのが大きいのではないでしょうか

ABS樹脂の帽体と違ってFRPは単に型にプラスティックを流し込んで成型することができません

FRPはガラス繊維に樹脂(プラスチック)を浸み込ませて作る強化プラスチックです

まずは金型と呼ばれる金属の型にFRPの基材となるガラス繊維を人の手で張っていきます

球状のヘルメットに異なる種類の繊維を複数張ります

この時ガラス繊維の厚みが均一でないと、製品になったヘルメットの帽体の厚みも均一になりません

そこは熟練の職人の仕事になるようです

それ以外にも帽体に発砲材の緩衝材を入れる作業や、ペイント、グラフィックの貼り付けなども職人さんのお仕事です

これはもう値段がお高いのはしかたがない…

 

もちろん素材へのこだわりも半端ない!

使われているガラス繊維も通常のものよりも強いスーパーファイバーを使っていたり

さらに強度が必要な部分にはより強い繊維を使用しています

ココが一番すごいと感じた全数検査

全数検査

つまり市場にでるすべての製品を検査しているって事ですね

それはFRPの帽体が出来て塗装などの工程に移る前に行われる帽体のプラスチックの厚み(と重さ)を測る検査です

ダイアルゲージという1mm以下の厚みを測る測定機に帽体のプラスチックを挟んで位置を変えながら「カリカリ、カリカリ」いいながら厚みをはかります

その作業を何十という数の職人さんたちがいっぺんに作業している光景は圧巻でした

日本の工業製品の変態性を垣間見た

基準に満たないものは容赦なくはねられるそうです

 

普通はこういった検査はある程度のロットの中から1つ抜きだして検査して、問題なければそのロットはok

っていう抜き取り検査が普通だと思います

アライすげ~

何でFRP製がいいのか

なぜABS樹脂製よりもFRPがいいのか

それは考え方の違いといえるかも

ザックリ自動車に例えるなら

ABS樹脂製はプリウス

 

FRPはハマー

 

って感じでしょうか

ようはクラッシュしたときに

  • 潰れることで衝撃を吸収するのか
  • 硬い外殻でまもるのか

って事です

おそらく小さい衝撃だったらどちらでもしっかり守ってくれると思います

ですが

ABS樹脂は柔らかいです

より大きな衝撃がくわわった場合や、もしくは道路のちかくは平らな所だけではなく

突起物や角になっている部分もたくさんあり、そういった角に当たった場合

凹んだだけで衝撃を吸収できなければABS樹脂は大きく変形して、緩衝材の役割をしなくなり、衝撃を頭に伝えてしまいます

その点

FRPは硬いのでごく少ない変形で衝撃に耐え、突起物に当たっても丸い形状を維持して衝撃をいなしてくれます

もちろん硬い外殻の内側に衝撃を吸収してくれる「衝撃緩衝ライナー」で衝撃を和らげてもくれます

 

さらにアライのヘルメットなどは強度の違うガラス繊維を部分的に使うことで割れにも強くなっているそうです

 

まとめ

つまり単に「日本の国産製品マンセ~」ではなく、ほんとにアライにしとけば間違いない!と思ったのでアライさんてばマジ変態クオリティ!

あなたは大切な家族に、大好きな恋人に、仲のいい友人にどんなヘルメットをかぶってもらいたいですか?

ボクは人に勧めるヘルメットはまず

アライのヘルメットをお勧めします

あとは好きにして下ださいって話です

それでも自転車用のヘルメットでバイクに乗りたいなら

ご自由に、どうぞ

 

記事を書くにあたって調べてたら「アライチャンネル」なるものを見つけました

記事ですべて説明するよりもこれを見てください

アライチャンネル

どれも3分くらいの動画になっています

 

アライはいいぞ!(ちなみにボクはSHOEI派、だってシールドの脱着しやすいしハーフオープンできるし、何よりフルフェイスバージンがSHOEIだった(*ノωノ) でもアライも持ってるよ)

 

ではでは、おやすみなさい<(_ _)>

 

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